湯シャン・肌断食をがんばるブログ

湯シャンと、肌断食(宇津木式スキンケア)で、美肌・美髪を目指して頑張っています。30代半ばです。やり方の説明や工夫、日々の変化を記録しています。

化粧水は、逆に肌を乾燥させてしまう 二つの理由

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 化粧水の害のひとつとして、「水の害」が挙げられます。化粧水は90パーセント以上が水なので、この害をもろにかぶることになります。

 水が有害というのはいまいちピンと来ないかもしれません。美容業界では「肌に水分を含ませて潤いを保つ」という言い方がよくされるからです。

 しかし、実際のところ、濡れた紙が乾いたらゴワゴワになるように、肌も濡れて乾くとゴワゴワになってしまうのです。

 

水は肌を乾燥させる

 水には肌を潤す効果はありません。肌の天然保湿因子は真水とは全く異なるからです。

 天然保湿因子にはアミノ酸たんぱく質の分子が存在します。分子として結合していたり、電解質の形でいるなど、さまざまです。だからこそ肌を潤わせ、皮膚の中の水分を蒸発させません。

 さらに、皮膚の上についた水が蒸発すると、最上部の角質細胞の端がめくれあがったり、浮いたりします。皮膚の中にあった水分は、その隙間からどんどん蒸発してしまいます。結果、肌が乾燥するのです。

 

化粧水は90パーセント以上が水でできている

 化粧水はそのほとんどが水でできています。上記のように、「水は肌を潤わさない+水は角質細胞を壊し乾燥させる」のWパンチで、化粧水をつけると肌がどんどん乾燥してしまいます。

 そもそも、水が肌を潤わせるのであれば、肌を濡らしっぱなしにしてしばらく放置しておけば、肌はぷりぷりに潤うはずです。でも、そのようなことは決してありません。

 第一、濡れたままで放置しておくのはとても気持ちが悪いものです。人の体は、水が肌を乾燥させるということを知っているので、濡れたら嫌悪感を催すようにできているのです。

 

化粧水に含まれている美容成分のおかげで、肌が潤うのでは?

 化粧水の9割は水で、残りの1割は防腐剤や香りの成分、さあに、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分が含まれてます。

 いくら水が肌を乾燥させるといっても、これら美容成分の多大なる効果で肌は潤っていくのではないか? という意見もあると思います。

 化粧水を肌に塗った後、なにが起きているのでしょう。まず、化粧水の主成分である水が蒸発していきます。その時角質細胞を傷つけ、肌を乾燥させます。

 水分が蒸発したあと、残るのはヒアルロン酸やコラーゲンです。これらは粉末として肌に残ります。この粉末が、さらに肌を乾燥させるのです。

 

ヒアルロン酸やコラーゲン

 ヒアルロン酸やコラーゲンは個体です。化粧水を作る時は、これらを粉末にします。水にこれらを溶かして、とろみをつけるのです。そうすると水の蒸発を少しでも遅らせることができます。

 しかし、そうしてとろみをつけても、水はいずれ蒸発します。肌につけて1~2時間もすれば残るのは粉だけになるのです。粉は肌を乾燥させます。

 

まとめ

 水が蒸発するとき、角質細胞を壊していくため、肌が乾燥する。美容成分が入った化粧水は9割が水なので、乾燥を招く。美容成分はもともと個体なので、時間が経てば粉末として肌に残り、乾燥を悪化させる。

 

 ちょっと長くなってきたので、次回はこの辺りのことを詳しく書いていきたいと思います。