モサ(角栓)の対処法 段階別に4つを説明します
肌断食や角質培養の初期にできやすいモサ。
化粧品に痛めつけられてきた肌が、肌断食をすることによって新陳代謝を正常に戻し、それによって上皮の活動が一時的に活発になり、次々に新しい細胞を作りだすため、角栓が溜まりに溜まってしまう、という現象です。
今回はその対処法について、実体験をまじえて書きたいと思います。
モサの対処法
基本的には、「触らない、構わない」 です。放っておいても、角栓は必ずおさまってきますその期間は個人差がありますが、耐えるしかないです。
対処法を段階別に並べると、以下の4つになります。下に行くほど症状がひどい場合の対処法です。
- 触らない、構わない
- モサの部分にワセリンをごく少量つける
- 面皰圧子(めんぽうあっし)で角栓を押しだす
- 皮膚科に行く
放っておくには酷い状態なら…
水洗顔のあと、モサの部分にワセリンをごく少量押し付けします。そうすると、ワセリンがのりのような役目を果たし、モサを肌に密着させます。すると少しだけ落ち着きます。
この方法を試したところ、悪魔のようなかゆさが一時的におさまりました。一時的に、少し増マシになる程度ですが、塗ってよかったと思っています。
見た目が気になる方はマスク着用をおすすめします。
それでも追いつかない場合は…
薬局で面皰圧子(めんぽうあっし)というものを買ってきて、湯上りに角栓の部分を圧迫して中身を押し出します。
わたし自身は自分で使ったことがないのですが、ニキビがひどかった時に皮膚科へ行ったら、これを使ってニキビを潰されました。めっちゃ痛かったですが、それはニキビだったからなので、角栓を押しだす分には痛まないと思います。
むしろ、痛いほどやったらダメです。押しだしてみて、すぐに中身が出なかったら中止しましょう。無理に押しだそうとすれば肌を傷めてしまって、余計に酷いことになってしまいます。
赤くなり、白や黄色の樹氷枝のようなものが出始めたら
ここまでくるともうモサではなく皮膚炎の可能性が出てきます。なので、皮膚科に行きましょう。
肌が乾燥して赤くなり、黄色い目ヤニが乾燥したようなものや、白か黄色の樹氷の枝のようなものが付着していた場合、「マラセチア皮膚炎」の可能性があります。感染症なので、治りにくい場合は皮膚科に行った方が無難です。
わたしも、このような症状になりかけたことがあります。わたしの場合は頬が乾燥して赤くなり、バリバリテカテカとしてきて、痛がゆくなりました。幸い、放っておいたら治りましたが、ちょっと焦りました。樹氷の枝のようなものは出てきていなかったので、軽症だったのだと思います。
まとめ
モサは自然におさまるので、構わないことが大切。気になる場合はワセリンをごく少量つけ、それでもまだ気になる場合は面皰圧子で角栓を優しく押し出す。赤く乾燥し、白や黄色の樹氷の枝のようなものが出てきたら皮膚炎の可能性があるので注意。治らない場合は皮膚科へ。
次回はマラセチア皮膚炎について詳しく書いていきたいと思います。